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法面マットフィルター
法面の浸食防止から緑化基礎工まで対応できます

法面マットフィルター


【法面は、発生後、直ちに保護します】
工事中に発生する、集中豪雨等による法面浸食や土砂の流亡は、法面の崩落の拡大に繋がるだけでなく、用地外への土砂流出や河川の濁り拡大など、地域や環境対策の面でも軽視できない問題となっています。
そこで、切土や盛土法面が発生後、放置せず、直ちに法面を保護することで、浸食を防止し、被害の拡大を防ぐことを提案します。そうすることで、結果的にはトータルコストの縮減と信頼の確保を得るこにもつながります。

『法面マットフィルター』は、高強度なポリエチレン繊維を用いてワラコモ状に製作した法面保護用マットで、法面を簡単に覆うことができ、長期間、浸食や土砂の流亡を防止できます。また法面マットフィルターを撤去することなく、緑化基盤材や客土の吹付工、植栽工の施工が可能です。

特徴

高強度である法面マットフィルターは豪雨による浸食や崩土の防止に有効です

ポリエチレン繊維は、耐候性、耐薬品性があり、長期に強度が保持できます

法面の表土の移動を抑制し、緑化基礎工を金綱の代わりとなります

法面マットフィルターの上に、金綱無しで緑化基盤材や客土の吹付が可能です

根系の伸長を妨げることなく、繊維との絡み合いで根系の緊縛力が増加します



仕様
寸法縦糸(黒色)横糸
長さ材質種類強度 ※1材質種類強度 ※2
2.0m50.0mポリエチレンモノフィラメント12,000N以上ポリエチレンフラットヤーン50,000N以上

※1.経糸の強度は寸法2.0幅の経糸の合計強度
※2.横糸の強度は縦方向1.0m範囲にある横糸の合計強度


【法面の浸食防止から緑化基礎工まで対応できます】
適用
・勾配が1:1.0より緩く、平滑な切土・盛土法面
・崩落や地すべり後の整地斜面
・下位に河川や民地が接近する長大法面
・直ちに法面浸食を防止し、後に緑化工を施工する法面
図

法面マットフィルターの設計例
法面マットフィルターは固定アンカーで法面に固定されていることが前提として、法面の表土の深さ30cm程度(0.7t/2m幅)が移動する場合の法面マットフィルターの耐力を確認する。

引張り試験結果より、
縦糸の強度4本の箇所…228N×21箇所=4,788 N/2m幅
16本組の箇所…754N×10箇所=7,540 N/2m幅
合計≒12,000 N/2m幅
横糸の強度(幅5cm試料の引張強度 2,650Nで、幅1mに換算)
2,650N÷0.05m×1m≒50,000 N/1m幅

仮に法面の勾配45度において、幅2.0mあたり0.7t(W=6,860 N/2m)の崩土が法面を
移動すると、
(計算上の移動方向は法勾配とし、粘着力等は考慮しないものとする)
滑動力 T=W×sin 45°=6,860×sin45°=4,851 N/2m
横糸の引張強度∑T1≒12,000 N/2mとすると
 ∑T1÷T=2.47>2.0(安全率) …OK
横糸の引張強度∑T2≒50,000 N/1mとすると
 ∑T2÷T=10.31>2.0(安全率) …OK


ゆえに、法面マットフィルターは、強度が強く、法面の浸食防止材としても、表土の移動抑制材としても有効である。


(移動型)地すべりチェッカー(無線伝送型)
ラグランジュ方式
危険を回避する技術がある
危険を回避する技術がある

地すべりとは?
近年増えている局地的集中豪雨
 集中豪雨とは、限られた地域に対して短時間に多量の雨が降ることを言います。気象学的には明確な定義はありませんが、目安として直径10kmから数十kmの範囲に時間雨量50ミリを超える場合。内風などと異なり予測が困難であり、また地形によって土石流・地すべり・崖崩れなどの土砂災害、洪水などの被害がおきやすくなります。
 なお、一般に市街地における排水能力は時間雨量50ミリ前後を想定しており、これを超える場合には内水氾濫(堤防で守られた内側にある排水路などが溢れること)の危険があります。

地すべり被害件数
 平成18年の全国の地すべり発生件数は215件、犠牲になられた方が3名、負傷者が3名家屋損壊数では全壊が10棟、半壊が2棟、一部損壊が16棟となっております。土砂災害の総数では更に多くの被害が出ており、毎年多数の尊い人命と財産が奪われています。


地すべりが起きるメカニズム?

地すべりの見張り番

早期通報システム概要
早期通報システム概要

新技術開発完了認定書


成幸工業株式会社SP事業部の「倒壊・崩落検知器シリーズ」SMLC-2011SP(携帯型・警戒用チエッカー)は、突発的に発生する自然災害である、急傾斜地の崩落、土砂崩れ、地盤沈下、がけ崩れなどの災害現場において、レスキュー隊・災害復旧工事現場等の作業関係者の安全・安心の確保を目的とし、軽量設計された簡単設置、簡単操作、そして防水性(IP65/IP67)を考慮した計測・検知機器になります。

「倒壊・崩落検知器シリーズ」SMLC-2011SP(携帯型・警戒用チエッカー)は、設置が、簡単・迅速・取扱容易・信頼性等において災害現場における即応性が優れているため、本チエッカーの導入により、飛躍的に災害から尊い人命の安心・安全を確保することが可能となります。

(SMLC-2011SPは、以下のような使用に適しています)

 1.災害復旧作業現場での土砂災害による作業担当者の二次災害防止用センサーとして
 2.災害救急作業中のレスキュー隊員の二次災害防止用センサーとして
 3.雪崩の初期発生状況の検知センサーとして
 4.災害時の倒壊危険構築物の危険状況検知センサーとして

【SMLC-2011SP 概要】

「倒壊・崩落検知器シリーズ」SMLC-2011SP(携帯型・警戒用チエッカー)は、内蔵されている「超低速加速度センサー」及び「傾斜センサー」により、3軸方向の加速度と前後左右方向の傾きの状況を電気信号として検知、内蔵マイクロコンピュターで処理されます。
設置時に初期設定された加速度センサーの変位量・傾斜センサーの変位角度、等の設定初期値を超えた場合、安全地域に設置された、受信機側に無線で警報を送信、① 警戒、② 危険 等の信号を受け、早期に警戒・緊急避難等を予測し、災害から尊い人命の安心・安全を確保することが出来ます。

超低速加速度センサー及び傾斜センサー

「倒壊・崩落検知器シリーズ」SMLC-2011SP(携帯型・警戒用チエッカー)は、経済産業省の支援による「平成21年度・試作開発等支援事業」で採択された「超低速加速度センサーモジュールの試作開発」を応用開発した「超低速加速度モジュール SMLC-ACS11MA」を採用しています。


【SMLC-2011SP 特徴】

 1.設置が簡単(自動設置補正採用)。設置場所に制約が無く任意の場所を選択し、固定後は水平補正、加速原点等を自動補正し計測開始。初期設定値信号に応じた情報を発信します。
 2.特別設計による低消費電力化を実現。(検知器電源を市販の単3乾電池x4本使用で約1年間使用可:但しイベント発生回数により変動します)
 3.現場に即したイベント開始時の設定値(検知加速度6段階、傾斜角度6段階)を任意に設定可能
 4.複数個のセンサーを配置する事で定点観測以外に広範囲での面観測が可能

【SMLC-20011SP 仕様】


検知加速度
設定範囲
危険地域設置点の3軸加A速度成分を計測し加速度量を算出
加速度検出:
検知加速度値分解能:±1mG
認意加速度値設定6段階設定
①10mG ②15mG ③20mG ④25mG ⑤30mG ⑥50mG
検知傾斜角度
設定範囲
危険地域設置点の傾斜変位量を計測
傾斜検出角度:(X・Y 軸)
任意感度設定方式
任意傾斜角設定6段階設定
①0.5度 ②1度 ③2度 ④3度 ⑤4度 ⑥5度
温度測定範囲囲-20℃c~+60℃機器内温度計測して各センサーの環境補正を行う
設置方法設置場所を選ばす任意の設置が可能。
設置した状態を自動認識・自動補正をして計測開始
サンプリング周期100msec
出力信号① 警戒信号 ② 危険信号
無線機特定小電力無線(400MHz 帯)見通し距離(約1Km 以内)
OP(約2Km 以内)
電源1年間
使用周囲温度-10℃~+50℃
検知器本体構造アルミダイキャスト・ボックス 保護等級:IP65(OP:IP67)
外形寸法220x120x80mm OP:固定用金具
概算重量約2.5kg 以下
小型法面チェッカー(地すべり・崩落)警報機
ボンテラン工法
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